愛しくて



□カーク

たとえ自分が弱くてもこの気持ちを抑えることはできなかった。

何かをすることで少しでも強くなれるのなら俺はがむしゃらにやりたい。
自分が納得するまではっきりと言うことはできないけれど俺の意思は変わらないから。

愛しい君をいつも想う。


□レイア

強さを追い求める私をあなたはいつも見守っていてくれたのね。

自分のことで精一杯で周りを見る余裕もなかった私にあなたはたくさんのことを教えてくれた。

今ならわかるの。

あなたに必要以上の執着をみせていたのは私自身も気付かないうちにあなたへの愛しさを持っていたから。


□ランドルフ

感情の意味が変わっていくのがわかった。
好きから愛しさへと。

好きという大きなものはそのままでも心があたたかくて痛みを伴うような気持ちはなかったから。

誰にも渡したくない。
そんな絶対的で強引なものはなかったから。

それは君への愛しさの証。


□ミルフィーン

幼い愛しさから大人の愛しさへ。

慈しみたい気持ちは変わらない。
大切な気持ちも変わらない。

でも独占したいという気持ちが私の気持ちを一人の女性としての気持ちに変えた。

自分でも怖くなる程の一つの心のかたち。


□マリオン

我がままって言ってもいい。迷惑だって言ってくれてもいい。
それくらいの覚悟は決まっているから。
そうでなければあなたを想うことなんてできないもの。

不器用な気持ちを全部ひっくるめてあなたを愛しく想っている。
だから自分も愛しんであげて。


□シェルフィス

やっかいでうるさくてかまいたくなかったはずなのに
いつのまにか傍にいないと落着かなくて心がざわめいていた。

一人でいるのが一番安心だったはず。

それなのにおまえの姿が見えないのが不安になるなんて。
冷え切っていた俺の心にあたたかい火を灯してくれた。
それが愛しいという気持ちなのだろうか。



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