月のうつろい


月に照らされ一人たたずむ

はるかな場所へと想いをめぐらせ

あきらめと帰れないさびしさは

いつか記憶の底へと眠るだろうか


あせりといらだちの日々に

微笑みで気付かせてくれた

ふりかえるせつなさや立ち止まる強さは

現在(いま)の私に勇気をくれる


行き先の見えない未来(みち)だけど

迷い悩みながら進み続ける

形容(かたち)のない優しさは降り積もり

明日への力へと変わってゆく


見守ってくれた人達のためにも

きっとこの手に陽光(ひかり)をつかもう



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