月と焔の物語雑談記
皆さん、ようこそおいでくださいました。
ここは月と焔の物語をつくるにあたってモロモロ出てきた話や作成途中に気付いたことや思いついたことなどを
載せたコーナーです。よろしければ骨休めとして覗いてやってくださいね。
○主人公(ヒロイン)について
フレイアは北欧神話の女神フレイアから取りました。昔から響きが好きだったのと話的にもイメージが重なったのが
理由です。ここで少し女神フレイアについて書きたいと思います。
フレイアは北欧の神の中でヴァニル神族と呼ばれる一族に属しています。有名なオーディーンやトールは
エシル(エーシル)神族でした。どちらかというとそちらに比べると勢力は少し弱かったようですね。
愛と美の女神で海神ニヨルドの娘、フレイ(妖精界の支配者)と双子の神でした。
別名もいろいろあっておもしろいですよ。
「猫の女王」「大いなる雌豚」「ヴァルキューレの先導者」「預言者」など。猫の戦車に乗っています。
また、フレイアが象徴するのは愛はもちろん幸運の運び手、正しい生き方、正義、平和、月、海、死、誕生、魔法、
母、奥方(女主人)です。愛もとっても情欲的で、巨人族をその美貌をもって従えたとか。
そんな訳で、話は先にできていたのですが、意味合いから言ってもピッタリでした。(愛に関してはかなり遅れをとっていますが)
○各編男性の名前
名前をつけるときに二つの法則を決めました。まず一つは、なるべくドイツっぽい響きを!成功は半々かもしれませんが
特に悩んだのはリュークエルトです。彼の名前は最初は違う名前でした。かの有名な「銀○伝」の彼の名前だったんです。
実は私、非常に天邪鬼な性格をしていまして、ヒットしているものは避ける傾向にあります。だから全然知らなかったのですが
それを指摘されましてようやく知った次第です。
それなので悩んだ末にリュークエルトになりました。短くしても呼びやすいですし違和感なく溶け込んだので結果的には成功でした。
二つ目は彼らの名前には彼らの本質が含まれています。
それは元来あるもの(本に載っている)もあるし、管理人が勝手に作ったものもあります。
ですがそれは名前から読み取ることができます。
○月について
フィンドリアには月は一つですが周期でその姿が変わります。
フィンドリアの暦は、三十日で一ヶ月、一年は十二ヶ月。それはこちらの世界と変わりません。
ただ、月の巡りは二ヶ月で一通り、一年で六通り回ることになります。
最初の二十日は白輝月、次の二十日は淡黄月、最後の二十日は銀朱月。これで二ヶ月です。
白輝は違いますが、淡黄と銀朱は実際にある色からとりました。
月については伝説とか昔話とか、いろんなお話がありますよね。月は想像力をかきたててくれます。
○題名について
これも私の無知ゆえといいましょうか。実は本屋で見て「しまった!」と。心臓バクバクでした。
有名なSF作家さん(森○さん)の作品にほとんど変わらない題名のものがあったんです。
悩みましたがもうすでに話が固まってしまった後だったので知らないことをいい事にそのままの名前で決行
してしまいました。まったく同じではなかったですし。ちなみに内容は読んでいません。
○題名について 2
月と焔の物語という題名はどこから思いついたのか。
その理由の一つは非常に単純です。単に月と炎に関するファンタジーの話が好きだったこと。
ファンタジーの世界では両方、いろいろと欠かせない所がありますよね。魅力ある素材だと思っています。
もう一つは物語のストーリーに関係してきます。月は自然に対してあらゆる影響を及ぼしている。
人間の身体に対しても影響がないとは限りません。それ故にあえてそれを取り上げました。
焔は炎と焔の両方にかけています。炎はいろんなものを浄化する、そして強い意志、恐怖、
偉大さなど物理的にも心理的にも取ることができるのでは、と考えました。
そして、焔の意味は恨み、怒り、嫉妬などで心中が燃え上がること。心理的なことを強く取り上げたかったので
あえて焔にしました。炎と焔は作中に意味をこめて描写しているつもりです。
○イグニスについて
リュークエルト編にでてくるイグニスは最初の設定はもちろん、話の途中まで全く頭の中にはいなかった
登場人物でした。それなので彼をどう絡めるか、いきあたりばったり的なところもあったんです。
以前に書いた話「竜使の剣」と違い、一人ずつの話を進めていくパターンで始めてしまったので頭がパンク状態に。
それで急遽思いついたのがイグニスでした。彼のおかげで何とかリュークエルトの話が書けましたが、
彼の立場が微妙になってしまい。難しいですね。
○イグニスについて 2
彼は最初は登場する予定はなかったと前回に載せましたが彼の名前について少しここで公開します。
彼の名前は実際にある言い伝え(研究成果)からそのまま取らせて頂きました。
その名前の正式名称はウィル・オ・ザ・ウィスフ又はイグニス・ファトウースと言います。
他にも呼び名があるかもしれませんが、意味は同じで鬼火(日本でいうと)になります。
それは実際に?ファンタジーの世界にある、ある生き物と間違えられました。
そのあるものをここで書いてしまうと読んでない方にはばれてしまうのではっきりとは書きません。
ただし、正解に近い答えを載せますね。
そのあるものとはリュークエルトの本質、正体です。ですから、あえてこの名前を使わせて頂きました。
偶然後からわかったことでしたが、ドンピシャリだったので結果的には良かったと思っています。
○パターンについて
月焔は話のパターン化に挑戦しています。一定のパターンに添ってそれぞれのキャラでどう話をつくっていけるか。
お決まりがキャラによってどう変わるのか。
想像できる分、安心感を持ってもらえたらとも思っています。その分、あきられることも多いと思うのでがんばらなければ!
その為、シリアス部分は外せません。読みづらいかと思いますがご容赦下さい。
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